就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) 発達障害のある人のためのライフハック集 体験談を紹介

こんにちは。就労移行支援事業所・ キズキビジネスカレッジ(KBC) です。

発達障害のあるあなたは、以下のような困りごとに悩むことはありませんか?

  • 提出が必要な書類を一人だけ忘れて焦る
  • 友達との約束の時間ギリギリに家を出て結局遅刻する
  • 新しい仕事を振られるたび、対応に戸惑う

そんな発達障害のある人が日常生活を営む上で、大切になるスキルは、発達障害の特性に関わるライフハックかもしれません。

ライフハックとは、丁寧な生活や仕事をするための基礎的なテクニックのことです。

以上の困りごとがあるある話として笑いごとですんでいる間は、ライフハックはそれほど必要ないかもしれません。

一方で、「笑いごとですまなくなってきているので、もうそろそろ本格的に対策をしたい」「ほかの人がしているライフハックをもっと知って自分の生活に活かしていきたい」と思うのであれば、発達障害の特性に関わるライフハックを身につけるといいでしょう。

このコラムでは、発達障害のあるあなたに向けて、必要なシチュエーションを3つに分けて、困りごとの例と具体的なライフハック術について解説します。

あわせて、発達障害のある筆者や同じ障害で苦労している人たちが実践しているライフハック術を体験談として紹介します。

ライフハックは、自分の困っていることに照準を合わせて考える必要があるため、ほかの人の事例がそのままスライドして使用できないことも一部あります。

ただ、考え方のポイントを抑えておくことで、困りごとに対応する環境づくりを自身や周囲とともにつくり上げていくことができるようになるかもしれません。

あなたの生活に役立てば幸いです。

生活にお悩みの発達障害のあるあなたへ
キズキビジネスカレッジに相談してみませんか?

定着率

95%

大手平均:90.1%

一般雇用率

58%

大手A社:14%

就職までの
最短期間

4ヶ月

就労移行支援利用による就職までの平均期間:15.9か月

  • ※各種グラフは、厚生労働省及び大手就労移行支援事業所HPの公開情報をもとに、株式会社キズキで作成
  • ※KBCは2020年9月1日〜2025年11月1日の集計データ

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モノに関するライフハック:忘れ物など

物について:忘れ物など

この章では、モノに関する困りごとやライフハックの目的、ライフハック、ライフハック術の考え方について解説します。

  1. モノに関する困りごとの例:モノがなくなりがちなど
  2. モノに関するライフハックの目的:忘れ物対策など
  3. ライフハック①持ち物をセット化する
  4. ライフハック②モノの置き場を決める
  5. ライフハック③移動中もモノの持ち方を決める
  6. モノに関するライフハック術の考え方:モノをペットのように扱う

モノに関する困りごとの例:モノがなくなりがちなど

モノに関する困りごとの例を紹介します。

  • モノがなくなりがち
  • 忘れ物をする
  • 置き忘れをする

モノに関するライフハックの目的:忘れ物対策など

モノに関するライフハックの目的を紹介します。

  • 忘れ物対策、整理整頓

ライフハック①持ち物をセット化する

出かける前に定期・お財布・携帯の3点セットを持ったかどうか確認する。きちんと確認することで、忘れ物が減る。

電車を使わない人は定期の代わりに車のカギなどにする、ほかに必要なもの(例:腕時計)があるなら加えるなど、自分が必要な物と数字を決めておく。

ライフハック②モノの置き場を決める

眼鏡などよく使うものは、置き場を3か所程度決めておくことで、なくすことが減る。

例
  • 洗面所の台
  • リビングのテーブル
  • 寝室のデスクなど

ライフハック③移動中もモノの持ち方を決める

電車の網棚や車の後部座席など、移動中に何となくモノを置かない。カバンは必ず手に持つ(助手席に置く)など、移動中も定位置を決めておくことで、置き忘れを防げる。

モノに関するライフハック術の考え方:モノをペットのように扱う

情報に関するライフハック:予定の記憶など

情報について:予定の記憶など

この章では、情報に関する困りごとやライフハックの目的、ライフハック、ライフハック術の考え方について解説します。

  1. 情報に関する困りごとの例:必要な情報が出てこない
  2. 情報に関するライフハックの目的:思考の整理など
  3. ライフハック①スケジュールを書き出す
  4. ライフハック②自分の毎日を記録する
  5. ライフハック③料理は具だくさんスープで
  6. ライフハック④洗濯物は段階を踏んで
  7. 情報に関するライフハック術の考え方:情報を見える化する

情報に関する困りごとの例:必要な情報が出てこない

情報に関する困りごとの例を紹介します。

  • 予定を忘れて、やるべきことがわからなくなった
  • スケジュールの管理ができない
  • 資料がちらばっていて、必要なときに必要な情報が出てこない
  • 生活リズムの崩れ

情報に関するライフハックの目的:思考の整理など

情報に関するライフハックの目的を紹介します。

  • 思考の整理
  • 情報をシンプルにする
  • まとめる工夫をする

ライフハック①スケジュールを書き出す

情報(スケジュールなど)は、時間別、目的別、場所別などに分類して全て書き出す。やるべきことが一目瞭然でわかるようになる。

手帳形式の年間予定表、 Evernote 、 google alert 、 Taskpedia 、 リマインくん などのアプリガジェットが便利。書いた内容にの追加・削除・変更が生じるたびに更新する。

ライフハック②自分の毎日を記録する

自分の毎日やルーティンを1冊のノートに記録する。自分の一連の動きや流れが確認でき、どこで『失敗』しがちなのかがわかる。 (参考:『 バレットジャーナル 人生を変えるノート術 』、『 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 』)

ライフハック③料理は具だくさんスープで

料理の手順がややこしいなら、具材をたくさん入れたスープ料理をつくる。簡単にできて一気に栄養が取れる。アルミホイル料理、冷凍、漬け置き料理も時短になる。

ライフハック④洗濯物は段階を踏んで

洗濯物の片付けがめんどくさくて手をつけられないときは、まずはしまうことだけを行う。干しっぱなし状態(=全く手のつかない状態のままにしておくこと)を防げる。後で時間があるときに畳む。

情報に関するライフハック術の考え方:情報を見える化する

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考え方に関するライフハック:新しい出来事への対応など

考え方や在り方について:新しい出来事への対応など

この章では、考え方に関する困りごとやライフハックの目的、ライフハック、ライフハック術の考え方について解説します。

  1. 考え方に関する困りごとの例:新しい出来事に戸惑うなど
  2. 考え方に関するライフハックの目的:思考の型を見つけて対応しやすくする
  3. ライフハック①思考・行動のパターンを見つける
  4. ライフハック②二軸思考の癖をつける
  5. ライフハック③物事をよく観察(見る・観る・診る)し、事実ベースで考える
  6. ライフハック④自分の考えを文章にすることで見える化してみる
  7. 考え方に関するライフハック術の考え方:感覚などを適切にアウトプットする

考え方に関する困りごとの例:新しい出来事に戸惑うなど

考え方に関する困りごとの例を紹介します。

  • 新しい出来事に毎回戸惑う
  • 何事にもどう考えてよいのか基準がなくて困っている、いつも自分の判断に自信が持てない
  • 思い込みや勘違いから、コミュニケーションの問題が発生しがちである
  • 悩みや思考のループから抜け出せない

考え方に関するライフハックの目的:思考の型を見つけて対応しやすくする

考え方に関するライフハックの目的を紹介します。

  • 自分の思考の型やパターンを見つけ出し、出来事に対応しやすくする

ライフハック①思考・行動のパターンを見つける

よくある場面(朝の準備、対人関係など)から成功・失敗パターンを見つけ出し、メモをしておく。詳細に書くことで、自分にとっての成功パターン、失敗パターンを見つけ、成功対応で行動しやすくなる。

ライフハック②二軸思考の癖をつける

価値判断の場面や新たな出来事に対して、好き・嫌い、快・不快等の2択で考える習慣をつける。

二軸思考で考えるようにすると、好きな場合は、さらにこう行動すると失敗が減る、嫌いな場合は、さらにこう考えると今後の役に立つ、などの次の一手が見えやすくなる。

ライフハック③物事をよく観察(見る・観る・診る)し、事実ベースで考える

自分の感情と事実が同じではないことを知る。客観的に行動でき、生活しやすくなる。

ライフハック④自分の考えを文章にすることで見える化してみる

発達障害があると、何か問題が起きた際にそのことに集中しがちだが、周辺視野を広げてぼんやりと考えてみると、答えが見つかることがある。

書けないときは、自分の見えるスクリーンを拡げるイメージで物事を見直してみる。

考え方に関するライフハック術の考え方:感覚などを適切にアウトプットする

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発達障害のある人のライフハック体験談

この章では、筆者以外の キズキビジネスカレッジ(KBC) の利用者さん が行っているライフハックを紹介します。

体験談①スケジュール管理

私は、 KBC を通じて、スケジュール管理のライフハック術を身につけました。

私はADHD(注意欠如・多動性障害)の特性上スケジュール管理が苦手で、スケジュール帳もうまく使えていませんでした。

アナログのスケジュール帳は必要なときに手元にないことが多く、それによくなくしてもいました。

そのことを KBC で話したら、「スマホのカレンダーアプリを使ってみたらどうか」 という意見をもらい、それを試してみたらびっくりするくらい上手くいったんです。

現代人である私にとってスマホは大親友で、まずなくしません。

そして入浴時以外常に手元にあるので、必要なときにすぐに取り出せます。今はシンプルカレンダーというアプリを使っています。

ただし、カレンダーに予定を入れていても、日時を忘れることはあります。

それについては、同じく KBC で知った、LINEの「リマインくん」というリマインド機能でカバーすることにしました。

シンプルカレンダーで全体のスケジュールを把握して、予定時間の前にリマインくんにリマインドしてもらう。

これが KBC で身につけたライフハック術(スケジュール管理)です。

まとめ:ライフハックは、自分の生活をより楽しくするための手段

まとめ

以上、現在の困りごとを切り口にそれを解決するためのライフハック術とその考え方や目的を併せて見てきました。

今の自分に活用出来そうなライフハックがあったら、ぜひ取り組んでみてください。

ライフハックは、自分の生活をより楽しくするための手段となります。

あまり気負わずに、まずは、自分がどういう気持ちで毎日を過ごしていきたいのかを決め、その気持ちを達成できるような方法を創造していきましょう。

また、実は同じようなことで悩んでいる人は身近にいたり、同じ問題を解決してきた人がいたりするかもしれません。

一人で抱えている悩みも、少しだけ勇気と希望を持って、ほかの人に話をしてみると、もしかしたらよい解決策が見つかったり、お互いに試していったりできることもあるでしょう。

解決策はひとつではなく、あらゆるところ存在していると気づけるようになることが、ライフハック術を創造する醍醐味なのではないでしょうか。

このコラムがあなたのお役に立ったなら幸いです。

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よくある質問(1)

発達障害の自分にできる、「物がなくなりがち」へのライフハック法を知りたいです。
例として、「持ち物をセット化する」「物の置き場を決める」「移動中も物の持ち方を決める」が考えられます。 詳細はこちら をご覧ください

よくある質問(2)

発達障害の自分にできる、「情報(記憶やスケジュール)」に関するライフハック法を知りたいです。
例として、「スケジュールを書き出す」「自分の毎日を記録する」「料理は具だくさんスープで」「洗濯物は段階を踏んで」が考えられます。 詳細はこちら をご覧ください。

監修志村哲祥

監修キズキ代表 安田祐輔

監修角南百合子

すなみ・ゆりこ。臨床心理士/公認心理師/株式会社こどもみらい。

サイト
運営
キズキビジネスカレッジ(KBC)

うつ・発達障害などの方のための、就労移行支援事業所。就労継続をゴールに、あなたに本当に合っているスキルと仕事を一緒に探し、ビジネスキャリアを築く就労移行支援サービスを提供します。2026年9月現在、首都圏・関西に12校舎を展開しています。トップページはこちら→

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