就労移行支援 キズキビジネスカレッジ(KBC) 統合失調症でも人生は終わらない 週1オンライン利用から週4リモート・一般雇用の職場に4ヶ月で就職できた理由

学生時代から生きづらさを抱え、適応障害や双極性障害、そして統合失調症による4ヶ月の入院と3年の自宅療養。度重なる病と挫折を経験し、「もう働けない」と絶望していたI.Hさん。在宅勤務という一筋の光を求めてキズキビジネスカレッジ(KBC)の扉を叩いた彼女は、自己理解を深め、一般雇用での技術職という驚くべき変化を遂げました。幾度もの困難を乗り越え、得意のCADスキルを活かして人生の再スタートを切った軌跡をご紹介します。
「もう人生終わりだ」。適応障害、うつ病、双極性障害、統合失調症を経て陥った絶望感
振り返れば、学生時代から学校を休みがちで「何をしても続かず飽きっぽい人間」でした。専門学校を卒業後、一般企業で事務職に就きましたが、職場に自分の居場所が見出せず、毎日自分を責めるような感覚に陥りました。会社に行くだけで震えや涙が止まらなくなり、結果的に適応障害との診断。「ああ、やっとか」と、どこかホッとしたのを覚えています。
その後、派遣社員として働きながら資格学校に通い、CAD(キャド)の技術を身につけました。しかし、再び体調を崩してしまいうつ病を発症。その後、双極性障害へと診断が変わり、ローンを組んだり、無茶な転職を繰り返したりと、躁状態の特性に振り回されながら、3年間の休職と生活保護での生活を余儀なくされました。
少しずつ体調が落ち着いたタイミングで、保健師さんの紹介からキズキビジネスカレッジ(KBC)とは別の就労移行支援事業所を利用し、障害者雇用のCAD職に就職しました。しかし、任される仕事が少なく、物足りなさを感じてクローズ就労の一般雇用へ転職することに。そこで服薬量を減らしたことをきっかけに、統合失調症を発症し、4ヶ月の入院と3年間の自宅療養を経験しています。
「統合失調症になったら、もう人生終わりだ」「もう二度と働けないのではないか」...。そんな絶望的な気持ちに陥りました。
「通所が強制ではない」が決め手。在宅勤務を目指してキズキビジネスカレッジ(KBC)へ
それでも心のどこかで、「もう一度働きたい」という思いがくすぶっていました。働くのであれば、今度は障害を開示したうえで、再び就労移行支援のサポートを受けるしかない。そう考え、情報収集を再開しました。
私は自身の特性を鑑みてどうしても在宅勤務の仕事に就きたかったため、オンラインで利用できる事業所を探していました。他の支援機関も見学しましたが、「就職するためには通所訓練が必須だ」と言われるばかり。
そんな中、キズキビジネスカレッジ(KBC)だけは「通所が強制ではない」という柔軟な方針を提示してくれました。さらに、最短4ヶ月で就職した方がいるという実績も、一刻も早く社会復帰したかった私にとって大きな魅力でした。
オンライン利用ができ、かつ興味のあったWebデザインのプログラムも学べる。ここなら自分に合っているかもしれない。通い始める前は「本当にこれでいいのだろうか」という不安もありましたが、「もう始めてしまったのだから、やるしかない」と覚悟を決め、キズキビジネスカレッジ(KBC)での訓練をスタートさせました。
「就労移行は意味がない」という思い込みが覆った瞬間
正直に申し上げると、最初は「就労移行支援なんて意味がないのではないか」と疑っていました。インターネットで検索しても、ネガティブな言葉ばかりが目に飛び込んできます。しかし、日々のプログラムを通じて、その考えは徐々に覆されていきました。
特に大きな変化をもたらしたのは、毎日提出する「セルフケアノート」です。オンラインでの利用中も記録をつけることで、「今日の自分は疲れているな」「今日は動けているな」と、自分の体調や波を客観的に見つめ直すことができました。スタッフの方からの細かく手厚いフィードバックもあり、自己理解が格段に深まったと感じています。
また、独学でホームページ作成に取り組んでいた際、担当のスタッフさんや責任者の方から「すごくよくできていますね」「副業もできそうですね」と声をかけていただいたことは、今でも心に残っています。自分の努力をまっすぐに認めてもらえる環境は、失いかけていた自信を少しずつ取り戻してくれました。
障害者雇用に対する価値観も変わりました。かつては「ただの数合わせで、戦力として期待されていない」と思い込んでいました。しかし、キズキビジネスカレッジ(KBC)で対話を重ねる中で、どんな配慮を受けていても、そこにいるだけで企業にとって立派な戦力なのだと気づくことができたのです。
面接対策で掴んだ「一般雇用のCAD職」 週4在宅勤務・週1出社の理想的な働き方
就職活動を進めるにあたり、私はオープン就労(障害開示)での一般雇用という道を選択しました。障害者雇用の求人には私の希望するCADの仕事がなく、かつてのようにつまらない思いをするのは避けたかったからです。一般の転職エージェントを利用し、「病気はあるけれど、それでも応募したい」と率直に伝えて活動を続けました。
当初は在宅勤務の求人に落ち続け、「オンライン利用だけではダメなのかもしれない」と壁にぶつかった時期もありました。そこで、キズキビジネスカレッジ(KBC)の面接対策訓練や応募書類の添削を徹底的に活用しました。本番前に何度も練習を重ねたおかげで、実際の面接では障害の特性や配慮事項もしっかりと伝えることができ、戸惑うことなく落ち着いて臨めました。
最終的に出会ったのが、現在の就職先です。当初応募した部署では宿泊出張があり辞退を申し出たのですが、事情を汲み取っていただき、現在の部署での業務を紹介していただきました。週4日の在宅勤務と週1日の出社という、まさに私が求めていた働き方を実現できる環境でした。
内定後も、試用期間中の出社に備えて、キズキビジネスカレッジ(KBC)での「通勤訓練」を開始しました。週1日のオンライン利用から始まった私の歩みは、最終的に週5日、電車と徒歩で片道45分かけて通所するまでに変化していました。「行くだけでも体力作りの意味がある」。そう信じて足を運んだ日々が、現在の安定した就労の確かな土台となっています。
統合失調症を経験しても、年収アップを目指して挑戦できる
現在は、大手ゼネコンを親会社に持つ建設業の企業で、技術職のCADオペレーターとして働いています。主な業務は、3DCADの設計におけるルール作りです。「こういう時はこうする」という複雑なケースバイケースの対応をマニュアル化していく作業は未経験で難しく、日々苦戦していますが、非常に大きなやりがいを感じています。
以前の職場との最大の違いは、障害に対する配慮を受けながらも、一般雇用と同じ給与テーブルで、他の社員と同じ業務量と難易度に挑戦できる点です。現在はキズキビジネスカレッジ(KBC)の定着支援も利用しており、仕事の難しさや体調管理についての不安を第三者に相談できる環境が、精神的な支柱になっています。
驚くことに、今の職場では「もっと頑張って、年収を上げていいんだよ」と声をかけてもらっています。統合失調症だからといって諦める必要はなく、年収500万円、600万円と目指していけるフィールドが広がっている。今はチームのサポートを受けながら目標管理シートを作成し、やれることを一つずつ増やしていく途上です。
行けば必ず、何かが変わる。迷っているなら、まずは一歩を踏み出して
統合失調症と診断された時、私は「人生終わりだ」と本気で絶望していました。病気への偏見を恐れ、もう二度と社会では働けないと思い込んでいたのです。しかし、キズキビジネスカレッジ(KBC)での出会いや学びを経て、その苦悩は完全に消え去りました。
もし今、過去の私のように「もう働けない」と悩み、一歩を踏み出すのをためらっている方がいるなら、「迷っているなら、まずは利用して体験してみてほしい」とお伝えしたいです。インターネット上のネガティブな情報だけで判断するのではなく、自分自身の目で見て、体感してみてください。
週1日のオンライン利用からでも、無理なく始めることができます。「行けば必ず、何か変わることがある」。私はキズキビジネスカレッジ(KBC)の4ヶ月間で、それを証明することができました。無駄だと思わずに、まずはその一歩を踏み出してみてください。あなたの未来も、ここからきっと変えていけるはずです。
ご利用者の就職体験談に戻る